虫歯を予防するためには、正しい歯磨きの方法を学び、実践することが大切です。
しかし、それだけではなく、生活習慣も見直して、しっかりとコントロールする必要があります。

そこで今回は、虫歯を引き起こしやすい3つの生活習慣についてわかりやすく解説します。

1 甘いものを好んで食べる

甘いジュースや甘いお菓子を好んで食べていると、当然のことながら虫歯になりやすくなります。

虫歯菌の代表であるミュータンス菌は、ジュースやお菓子に含まれている砂糖(スクロース)をエサにして、私たちの大切な歯を溶かしてしまうからです。
そのため、虫歯を徹底的に予防したいのであれば、飲み物は水やお茶、お菓子は低糖質、あるいは代用甘味料などが配合されたものを選ぶことも考えましょう。

ちなみに、ご飯やパン、パスタなども糖質によって構成されていますので、結果的に虫歯菌の餌となります。
通常はそうした炭水化物は日常的に摂取します。

ですから、日々のお口のケアが重要になります。

2 食事の回数が多い

食事は1日3回でも間食をしていませんか?

基本的に、何かを口に入れた時点で、虫歯菌の活動は活発化するものとお考えください。
3回の食事に加えて、間食を頻繁にとる人は、その都度お口の中が不潔になり、虫歯のリスクを上昇させているのです。

その都度、歯磨きができれば問題ないのですが、現実的には難しいですよね。
ですから、食事の度に虫歯菌が元気になっているということを意識しつつ、間食の回数をコントロールするよう努めましょう。

3 口呼吸をしている

意外に思われるかもしれませんが、口で呼吸をしていると、明らかに虫歯のリスクが上昇します。

これは口呼吸によってお口の中が感想するからです。
本来、私たちは鼻で呼吸をするもので、口腔内は湿度100%が保たれています。

唾液には、抗菌作用や殺菌作用、自浄作用といった、虫歯予防においてとても重要な機能が備わっています。
お口の中を唾液で湿らせておくことはお口の維持する上で必須といえます。

それが口呼吸によって乾燥させられてしまうと、唾液による作用は弱まってしまいます。
その結果、虫歯菌たちが元気になり、せっせと歯を溶かすようになるのです。

まとめ

このように、生活習慣の中には虫歯のリスクを上昇させるものがありますので注意しましょう。

今回ご紹介した生活習慣というのは、意識することで少しずつ改善できるものなので、心当たりのある方は、今日からでも見直していきましょう。
それに加えて、正しいブラッシング法を実践すれば、虫歯や歯周病にかかりにくい健康なお口の環境を確立することができますよ。

しかし、ご自分のケアでは落とせない汚れはあるものです。
3ヵ月~6カ月に一度は、歯科医院でのクリーニングが欠かせないことは覚えておいてください。