歯磨きをする時にほとんどの人は歯磨き粉をつけて磨いていることでしょう。
歯磨き粉にも色々あります。虫歯予防効果があるもの、歯周病予防効果があるもの、歯を白く保つ効果のあるもの・・などなど。
そのような効果があるとなれば、たくさんつけたくなるのも無理はないかもしれません。ですが、歯磨き粉のつけすぎにはちょっと注意が必要です!
歯磨き粉の様々な成分に注意
歯磨き粉のコマーシャルや歯磨き粉パッケージのイラストなどでは、歯ブラシの毛いっぱいに歯磨き粉をつけているのを見ます。
ですがあのようなイメージはつけすぎだと思ったほうが良いです。
歯磨き粉には確かに薬効成分などが入っているものもありますが、他にも様々な注意したい成分が含まれています。
例えば歯磨き粉の泡立ちをよくする発泡剤や、歯をこすってきれいにする研磨剤、すっきりした気分をもたらす香料のようなものがあります。
歯磨き粉をたくさんつけすぎてしまうと・・
■歯磨きが不十分なのに終わらせてしまう
歯磨き粉をたくさんつけすぎてしまうと、お口の中がすぐに泡でいっぱいになり、早く歯磨きを終わらせてしまうことになります。
また、ミントの香料のせいで、すっきりとした気分になってしまったり、舌がピリピリしてしまうのも、歯磨きを不十分なまま終わらせてしまうことにつながります。
■歯が削れてしまう
歯磨き粉をたくさんつけると、研磨剤を多く使うことになるため、着色は取りやすいですが、歯はその分削れてしまうと考えたほうが良いでしょう。
毎日たくさん歯磨き粉をつける習慣がついていると、歯はどんどん無駄に削れていってしまいます。
歯磨き粉の効果的な使い方
歯磨きで一番大事なことは、物理的に「こする」ことです。
ブラシをしっかりと歯の面に当て、隅々まで汚れをこすり取ることが大事なのです。
歯磨き粉で汚れ除去効果がアップするというものでもなく、逆につけすぎると汚れを落としきらないうちに歯磨きを終わらせてしまうので逆効果です。
しかし、歯磨き粉には「フッ素」という歯を強くする有効成分が入っていることが多く、この成分はぜひ活用したいものです。
歯磨き粉の成分表示のところには、「フッ化ナトリウム」や「モノフルオロリン酸ナトリウム」などと表示されています。
歯磨き粉の効果的な使い方としては、小豆大くらいの歯磨き粉をつけて磨くようにする、もしくは、まず何もつけずにしっかりと磨いた後に少量の歯磨き粉をつけて全体をもう一度さっと磨く、というやり方が挙げられます。
また、発泡剤や研磨剤が入っていないタイプの歯磨き粉もありますので、そのようなものを使ってみるのもおすすめです。
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