歯の黄ばみや黒ずみというのは、いろいろな原因が考えられますが、その多くは食品などによる着色です。
とくに、紅茶やコーヒー、赤ワインなどを常飲している人は、歯が黄ばみやすくなっているので注意しましょう。
そんなステインによる歯の黄ばみはクリーニングによって改善できますが、どのくらいの頻度で歯科医院を受診したら良いのか知りたいところですよね。
1 3ヶ月に1回程度が適切
歯のクリーニングを受ける頻度は、3ヶ月に1回程度が適切といえます。
それくらいの頻度で歯のクリーニングを受ければ、着色汚れが目立つようになる前に取り除くことができます。
ただし、これはあくまで一般的な頻度であって、もともと歯の着色が起こりやすい人は、1~2ヶ月に1回施術を受けても良いといえます。
ちなみに、歯のクリーニングによって期待できるのは、着色汚れの改善だけではありません。
2 細菌の温床となる汚れも一掃できる
歯のクリーニングは専門的に「PMTC(ピーエムティーシー)」と呼ばれています。
これは「専門家による機械的な歯のクリーニング」を意味していますので、汚れの除去効果も極めて高くなっているのです。
歯科医師や歯科衛生士といった専門家が電動のブラシと研磨剤を使って、1歯1歯ていねいに磨き上げていくので、普段のブラッシングでは落とすことのできないバイオフィルムなども排除することが可能です。
その結果、虫歯菌や歯周病菌の住みかが奪われて、健康な口腔環境を確立することにつながるのです。
3 定期検診も併せて行う
基本的に、歯のクリーニングは定期検診と併せて実施することとなります。
つまり、虫歯や歯周病など、お口の中に何らかの異常が現れていないかもチェックしてもらえるのです。
これは歯の表面をきれいにすることと同じか、それ以上に大切なことといえます。
結局、虫歯や歯周病にかかってしまうと、歯の着色以上の審美性の低下が生じることになるからです。
何より、歯や歯周組織といった大切な組織を失ってしまうことになりかねません。
4 生活習慣を改めることも大切
歯の着色が起こりやすい人は、クリーニングを高頻度で受けるのも良いのですが、できれば原因となっている生活習慣を見直してみましょう。
そうした生活習慣の改善は、着色を防止するだけではなく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
▼まとめ
このように、歯のクリーニングを受ける最適な頻度は3ヶ月に1回程度です。
なかなか時間がとれなくても、機会を見つけて歯医者さんに行くことを習慣づけたいものです。
それに合わせて、お口の中の点検やフッ素塗布などの予防処置も受けると、お口全体の健康状態も向上しますよ。
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