皆さんはデンタルフロスを使っていますか?

糸ようじもデンタルフロスの一種ですが、これを毎日実践している人というのは、日本ではまだあまり多くないようです。

歯ブラシや歯磨き粉などを販売しているメーカー「ライオン」調べによると、日本でデンタルフロスを使っている人は20.5%と、5人に1人しかいない、という調査結果が出ています。

それに対し、年を取っても健康な歯の人が多いスウェーデンにおいては、51.6%と人口の半数以上という結果が。つまり多くの人が当たり前のようにデンタルフロスを取り入れていることがわかります。

デンタルフロスの良さを知ってぜひ、普段の歯磨きに取り入れてみましょう。

 

歯ブラシだけでは毎回取り残しがたくさん出ている

歯ブラシには時間をかけて丁寧に磨いている、という人でもブラッシング終了後の歯垢除去率は7割いくかいかないか、だと言われています。

それでは取りきれていない汚れは一体どこにあるのかというと、主に歯と歯の間です。ここはさすがに歯ブラシの毛先が入っていきませんので、デンタルフロスを通さなければ、ずっと汚れが溜まりっぱなし、ということになります。

そしてその状態を放置しておくと、歯間から虫歯ができたり、歯周病を発病したりする原因となるのです。

 

デンタルフロスを使うことでこんな効果が!

デンタルフロスを使うと次のような効果があります。ぜひ活用してみてください。使うのは1日に一回、夜寝る前がオススメです。

1.虫歯・歯周病予防

歯間の汚れが取れるため、虫歯や歯周病を予防できます。特に歯周病は全身の病気を引き起こすこともあるため、体の健康のためにもデンタルフロスを使うことはとても有効であると言えるでしょう。

2.口臭が改善する

なかなか改善しづらい口臭の原因の一つとして、歯と歯の間に溜まった歯垢が挙げられます。

歯磨きをしても口臭が改善しない、という人は一度デンタルフロスを通してみて匂いを嗅いでみてください。その匂いが口臭となって出てきていると思うときっと驚くことでしょう。

毎日フロスを通すことで、そのような匂いもだんだんとなくなってきます。

3.虫歯を発見できることがある

歯と歯の間というのは虫歯リスクの高い場所ですが、表から見えない場所なので、虫歯ができても見逃されてしまいます。

また、虫歯はよっぽどひどくならないと症状を出さないため、気がついたときには手遅れ・・ということも珍しくありません。

デンタルフロスを通すと、虫歯の穴の部分で引っかかり、糸が毛羽立ったり、切れたりすることがあります。

このようなサインが見られたら虫歯ができている可能性があるため、早めに歯医者さんに相談しましょう。