歯磨きをきちんとしているつもりなのにどうしても虫歯になってしまうという人がいます。
日本人は清潔好きで、世界的に見てもこまめに歯磨きをする部類に入りますが、虫歯にかかってしまう人は決して少なくありません。
一方であまり歯磨きをしないのに虫歯にならない人もいます。
それでは虫歯になりやすい人はどのような特徴があるのでしょうか。
虫歯になりやすい人の特徴
虫歯になりやすい人は次のような特徴があります。
1.食生活に問題がある
間食をよくする、甘い食べ物や飲み物をよく飲むというような人は、口の中が常に酸性に傾きやすく、虫歯になりやすくなります。
また、あまり噛まずに食べられるようなやわらかいものばかり食べるのも食べカスが歯に残りやすく、危険です。
夜遅くに甘いものを食べる人は唾液の分泌の落ちる睡眠中に虫歯のリスクが高まります。
2.唾液が少ない
唾液は口の中の細菌を洗い流す大事な役割を果たしています。
その唾液が減ると細菌が増殖しやすくなり、虫歯にかかりやすくなります。
例えば次のような場合、唾液の分泌が落ちます。
・ストレスが多い
ストレスが多いと自律神経が乱れて唾液の分泌が落ちます。
・あまり噛まない、喋らない
食事の時にあまり噛まなかったり、人と話すことがあまりないと唾液腺が刺激されずに唾液があまり出なくなってしまいます。
・薬を服用している
薬には唾液の分泌を抑える副作用がある場合が多く、口が渇きがちになります。
・全身的な病気
シェーグレン症候群という病気にかかっていると唾液の分泌が落ちます。
また、癌で放射線治療を受けている場合にも唾液が出づらくなることがあります。
・口で呼吸する
鼻が詰まっていたり、歯並びが悪くて口が閉まらない、または癖などが原因で口で呼吸をしている場合、口が乾燥してしまいます。
・晩酌をする
アルコールは利尿作用があり、口の中が乾く原因になります。
夜にお酒を飲むことの多い人は注意が必要です。
3.歯の汚れが取れていない
歯磨きをしているつもりでもサッと磨くだけできちんと隅々まで磨けていなかったり、歯並びが悪くて歯ブラシが届きにくいと虫歯になりやすくなります。
4.虫歯菌が多い
虫歯菌は多くの場合、乳幼児の頃に周囲に人(主に親)から感染します。
虫歯菌の感染時期が早いほど将来的に虫歯にかかるリスクが高くなると言われています。
5.歯の質が弱い
歯の質が弱いために虫歯にかかりやすくなる場合もあります。
例えば、乳歯や生えたばかりの永久歯は歯の構造がしっかりしていないため、油断すると虫歯にかかりやすいものです。
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