毎日習慣になっている歯磨き、ただなんとなく行っている人が多いかもしれません。

しかし、何も意識せずにただ磨いているだけでは、磨き残しが多く出ていることをご存知ですか?

歯についている歯垢というのはきちんと機械的にこすらなければ落ちてはくれません。

そして、歯垢は歯と同じ色をしているので、ついていても分かりにくいという難点があります。

今回はこの歯垢を確実に効率よく落とすためのテクニック、そしてむし歯になりにくくするためのちょっとした工夫についてお話ししていきます。

 

歯を健康に保ち続ける歯磨きのポイント

 

歯の歯垢を確実に落とし、むし歯になりにくくするためのポイントを挙げていきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

1.夜は時間をかけて丁寧に

歯を健康に保ち続けるために、1日に何回も歯を磨く必要はありません。

大切なのは回数が少なくても1日に一回時間をかけて丁寧に磨くことです。

朝、昼はエチケットを目的にさっとすますだけでも構いませんが、夜は歯の隅々まで念入りに時間をかけて行いましょう。

 

2.三大不潔域を狙って磨く

歯垢というのはつきやすい場所というものがあります。

それは奥歯の溝、歯と歯茎の境目、歯と歯の間の3箇所です。

これを三大不潔域といい、むし歯の好発場所となっています。

歯を磨く時はこの3箇所にブラシをしっかりと当てて磨くようにしましょう。

歯間は歯ブラシでは磨けないので、歯間ブラシかデンタルフロスを使用しましょう。

 

3.歯磨き粉はフッ素入りのものを少量で

歯磨き粉はフッ素が配合されているものが多いので、たいていの歯磨き粉なら大丈夫でしょう。

歯磨き粉をつけすぎると、泡で口がいっぱいになり、早く歯磨きを終わらせてしまう原因になるため、量はごく少量にとどめましょう。

 

4.軽くペングリップで磨く

歯垢を落とすのに力は要りません。

力を入れすぎると歯を削ってしまったり、歯茎が下がって歯の根元からむし歯ができやすくなるため、ペンを持つように歯ブラシを持ち、軽い力で磨くようにしましょう。

 

5.歯ブラシ以外の清掃器具も使う

歯ブラシだけではどんなに隅々まで磨いたつもりでも60%くらいの歯垢しか落とすことはできません。

面倒でも1日に一回はデンタルフロスや歯間ブラシも併用して磨くようにしましょう。

 

6.舌触りを確認しながら磨く

きれいに磨けている歯はツルツルしています。

もしも舌触りがザラザラしているなら歯垢が残っている可能性がありますので、その部分をもう少し磨いてみましょう。

もしどんなに磨いても取れない場合は歯石になっている可能性があるので、歯医者さんで落としてもらいましょう。

 

7.歯磨き後のうがいは1回にとどめる

歯磨き粉のフッ素は歯をコーティングし、むし歯から歯を守ってくれます。

フッ素の成分を歯に残すためにも、うがいはしすぎないのがオススメです。

うがいは1回でいいのです。