硬いものを食べるのが好き、という人は結構いるようです。
硬いものがよく噛めるというのは歯が健康な証でもありますが、実はそれだけ歯に負担がかかっているということも覚えておきましょう。
歯は体の中で一番硬い部分ではありますが、毎日毎日負担がかかりすぎると、ヒビが入ったり、最悪割れてしまうこともあります。
問題なく噛めている時にはそのようなことを意識することはありませんが、いざ割れてしまうと、途端に激痛を伴ったり、歯の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
こんな食べ物・行為が好きな人は要注意
歯に負担をかけてしまう食べ物、行為には次のようなものがあります。
- 飴や氷をガリガリかむ癖
- カニの殻を歯で割る
- 梅干しの種を噛んで割る
- スルメなど噛み切りにくいもの
- 歯でナッツの殻を割る
- 硬いフランスパン
- 硬いせんべい
など
歯が割れるとどんな症状が出る?
歯にヒビが入って奥の方まで達してしまったり、歯が割れてしまったりすると次のような症状が出てきます。
■歯がしみる
歯にヒビが入ると、温度刺激が歯の奥にある神経に伝わりやすくなるため、温度刺激でしみる症状が出やすくなってきます。
■噛むと痛い
ものを噛むと痛みが出ることもあります。ヒビの入り方によって、同じ歯でもある部分は痛いけれども、ある部分は何ともない、というような痛み方をすることがあります。
■何もしなくてもズキズキ痛む
ヒビが神経に達してしまうと、神経が炎症を起こしてズキズキと脈を打つように痛くなってきます。このようになってしまうと神経を取らなければならない、もしくはヒビが完全に歯を真っ二つに割ってしまっている場合には抜歯をしなければならないこともあります。
■歯が欠ける
ヒビが奥まで入って歯が一部欠けてしまうこともあります。欠け方によって詰め物で治せる場合、抜歯をしなければならない場合など様々です。
■歯茎が腫れる
主に神経がない歯において起こりやすい現象です。
神経がない歯の場合、歯にヒビが入っても、しみるなどの症状が出ないため、自分で気づかないうちに歯が真っ二つに割れてしまい、割れた部分から細菌感染を起こして歯茎が腫れ、膿を排出したりするようになります。このようなケースでは抜歯をしなければなりません。
硬いものを好んで食べる人は歯に自信がある人が多い傾向があります。
自分は歯が強いから大丈夫、と過信せず、歯を健康に保ち続けるためにも硬いものはほどほどに食べることをお勧めします。
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