2020年から始まった新型コロナウイルスの流行で、マスクをすることが当たり前となりました。
それから4年が過ぎようとしていますが、さまざまな感染症の予防のため、マスクを習慣的に着用している
かたも多いです。
とくにマスクの着用が習慣化することで、口臭が気になり始めたという方が少なくありません。
そこで今回は、マスクをすると口臭が気になる原因と対処法をわかりやすく解説します。
1 歯周病にかかっている
歯周病にかかると、口臭が現れやすくなります。
これは歯周病菌がメチルメルカプタンと呼ばれる揮発性のガスを産生するからです。
メチルメルカプタンは、腐った玉ねぎのような臭いを放つため、近くにいる人は気付きやすいですが、本人は気付きにくいのが現実です。
ただ、マスクをすると自分の呼気が鼻へと直接入り込んでくることから、その臭いを自覚しやすくなります。
ですから、マスクをするようになって口臭が気になり始めたら、まずは歯周病を疑いましょう。
歯周病由来の臭いは、歯周病治療を受けることで改善できます。
2 お口の中が不衛生
歯周病にかかっていなくても、お口の中が不衛生だと口臭が発生します。
とくに気を付けるべきなのは舌の表面です。
舌苔(ぜったい)と呼ばれる白いコケのような汚れが堆積していたら、それが口臭の原因になっているかもしれません。
歯垢や歯石も悪臭を放つことがあります。いずれにせよ、口腔ケアをしっかり行うことで口臭は改善できます。
3 お口が乾燥している
マスクを着用していると、どうしても呼吸がしにくいと感じるかたもいます。
よくあることですが、呼吸をしやすくするために無意識に口呼吸をしている可能性があります。
その結果、唾液の分泌が低下して、口腔乾燥を引き起こしていることがあります。
お口の中が乾燥すると、細菌の活動が活発化し、臭いの物質を放つようになります。
ですから、マスクを着用している時もこまめに水分を取るようにしましょう。
▼まとめ
このように、マスクを着用した時に口臭が気になる方は、その背景に何らかの異常や問題がありますので、まずはその原因を突き止めましょう。
歯周病が原因の場合は、様々な口臭対策を講じても改善はしません。歯科治療が必要となります。
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