眠っている時に歯ぎしりをするのは珍しいことではありません。
実は歯ぎしりは日本人の8割がやっているとも言われており、そのたった10%ほどしか自覚していないのだそうです。
ギリギリ音がすれば、家族に指摘されもするでしょうが、歯ぎしりには音のしない、嚙みしめるタイプのものも存在し、そんな場合は気づくことなく見過ごされてしまっていることが多いようです。
しかし、この歯ぎしり、放置すると体にいろいろな悪影響を与える厄介なものなのです。
あなたは歯ぎしりをしている?チェックポイント9つ
それでは自分が歯ぎしりをしているかどうかを調べてみましょう。
次に当てはまるものがあれば、歯ぎしりをしている可能性があります。
・朝起きるとアゴがだるかったりこわばっている
・歯の根元(特に前から3、4、5番目の歯)がくさび状にくぼんでいる
・冷たいものでしみる歯がある
・詰めたものやかぶせた物がよく壊れたり外れる
・歯の噛む面がすり減って平らになっている
・歯に細かなヒビが多く入っている
・頬の粘膜や舌の側面に歯型がくっきりついている
・慢性的な頭痛、肩こりがある
・疲れがなかなか取れない
歯ぎしりが体に与える影響
■歯に与える影響
1.知覚過敏・痛み
歯ぎしりは歯に非常に強い力がかかるため、歯に細かな亀裂が入ったり、歯がすり減ってきます。
また、力がかかりすぎることにより、歯の根元がくさび状にかけてくることもあります。
そのようなことが原因で歯がしみやすくなります。
また、歯を支える組織にもダメージが加わるため、違和感や痛みの原因となります。
2.歯が割れてしまう
歯に強い力がかかることで歯がまっ二つに割れて、抜歯をしなければならなくなることもあります。
3.歯周病が進みやすくなる
歯に異常な力がかかることで、歯周病による歯の周囲組織の破壊が進みやすくなります。
4.詰め物やかぶせ物へのダメージ
強い力が原因で、詰め物やかぶせ物も外れてしまったり、壊れることがあります。
■歯以外に与える影響
1.顎関節症
歯ぎしりの力は顎の関節にも伝わり、関節に痛みを起こしたり、口が開きにくくなったり、顎の筋肉の痛みを引き起こすことがあります。
2.頭・首・肩の痛み
噛む筋肉が長い間緊張状態になるため、それにつながる筋肉にも痛みを引き起こすことがあります。
3.エラが張る
噛む筋肉が緊張し続けることで異常に発達し、エラが張って顔が大きく見える原因になります。
4.顔が老けて見える
歯がすり減ってくると歯の高さが低くなって頬がたるんだり、くしゃっとして老けて見える原因になります。
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